ひかり電話の子機持ち出し~構成編その1


FreeSWITCHをひかり電話の外線通話に自動応答させるこことができたので、かねてから取り組んできた、ひかり電話の子機持ち出しがその根幹であるケチケチ携帯大作戦」が、原理的には完成した。今回はその構成編。コーデックの扱いについてはまた続編で書くつもり。

なお、以下の説明では電話関係に関することだけを抽象してお話する。ホームLANの実際の具体的構成については、別記事に書いたのでそちらをご参照あれ。

ひかり電話の子機持ち出しのもっとも簡単なやり方は、外部からホームLAN内にある、NTT東日本ないし西日本より貸与されているひかり電話用VoIPアダプタ(うちの場合はAD-200SE)にアクセスすること。ただ、VoIPアダプタをそのまま外部からアクセスできるようにするのは危険なので、VPNを併用するのがスタンダードなやり方。自分もそういった使い方を想定して、VPN(PPTPサーバ)機能のあるルータを選んだ

もう少し高度なことをしようとする人は、AsteriskをそのVoIPアダプタに収容し(子機として登録し)、そのAsteriskを外部からアクセスできるようにする(私が実際しているようにFreeSWITCHでもできるのだが、なぜか日本ではFreeSWITCHはほとんど使われてないようだ)。そうすることにより、Asteriskの機能を利用して、ボイスメールや自動応答システムなどを構築できるからだ。しかし、不用意にこのAsteriskを外部からアクセスできるようにしてしまうと、侵入者にアクセスされて勝手に国際電話をかけられてしまい、高額の電話料金を払わされてしまう。そういった被害が実際に起こっている。このことは、もちろん、最初のもっとも単純なやり方でVoIPアダプタをVPNなしでアクセスできるようにする場合でも起こりうるのだが、Asteriskがオープン・ソースでかつ広く使われているということが、悪用されやすいという結果を引き起こしている。それに対してVoIPアダプタには、ひかり電話特有の制限があるため、わずかとはいえそういった悪用を抑止する効果があるだろう。

それではVPNでアクセスするようにすれば解決ではないか、というと、そのように単純な話ではない(VPNアクセスの準備はできているが)。ケチケチ携帯大作戦」は、比較的安価で定額のデータ通信サービスを利用することが大前提になっている。具体的には日本通信のb-mobileSIM U300である。VPNを利用すれば、その分通信のオーバーヘッドが生じる。3Gのデータ通信をフルに利用できる場合は問題にならなくても、b-mobileSIM利用が前提なら無視できない。VPNの使用は、もし避けられるのなら避けるのが理想的。

同じ理由で、ひかり電話VoIPアダプタと直接交信するのも避けるべきである。というのは、ひかり電話はコーデックとしてPCMUしかサポートしていない。PCMUは64kbpsもの帯域を要求する。より帯域の少ないコーデックがあるのであるから、持ち出した子機はそういったコーデックを利用できるようにして、スピード制限のあるデータ通信でも通話ができるようにしなくてはならない。

その2に続く。

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